So-net無料ブログ作成
60's AMERICAN ROCK ブログトップ
前の10件 | 次の10件

JERRY LEE LEWIS "LIVE AT THE STAR-CLUB HAMBURG" [60's AMERICAN ROCK]

これは凄いライヴ盤です。

dc081206.JPG
火の玉ロッカーJERRY LEE LEWISの西独ハンブルグはスター・クラブでのライヴ盤です。
ここでバックを務めているのは「TOBACCO ROAD」のヒットでお馴染みのNASHVILLE TEENSです。

JERRY LEE LEWISは言うまでもなく偉大なR&Rのオリジネーターの一人です。
「GREAT BALLS OF FIRE」(全米2位)、「WHOLE LOTTA SHAKIN' GOIN' ON」(全米3位)などの大ヒットで、50年代後半には絶大な人気を得ていた彼ですが、60年代に入ると度重なるスキャンダルや奇行によって、本国アメリカでの音楽活動は事実上不可能な状態になっていました。

本国から追放状態(?)だった彼を温かく迎え入れたのは、イギリスをはじめとするヨーロッパ各国でした。
ビート・ロック・ブームによってR&Rが復権していたヨーロッパの若者達は、R&Rのオリジネーターである彼を熱狂的に支持しました。

そんな状況の中でリリースされたのがこのライヴ盤です。

ハンブルグの観客達は偉大なるR&Rのレジェンドをリスペクトしている、というよりは何かが起こるのを期待して騒ぎ立てている感じがします。
もちろん、海千山千の彼はそんなハンブルグの荒くれどもの期待を裏切るはずがありません。
以前からピアノを壊したり火を付けたりと、破壊的なライヴ・パフォーマンスには定評のあった彼です。
このライヴもハズレのわけがありません!
というか、こんなに最初から暴走しているライヴ盤も少ないと思います。
バックを務めるNASHVILLE TEENSも手堅い演奏で支えている、というよりは飛ばしまくる彼に付いていくのがやっと、といった感じです。
彼は若い共演者達を完全に食っていますし、若い聴衆の前でも決して媚びたりしてはいません。
本物のロッカーには国籍も年齢も関係ない、ということをこのライヴ盤は証明しています。

続きを読む


MONKEES "HEAD" [60's AMERICAN ROCK]

今回もアメリカ物です。
ブリティッシュ物の記事と比べると、露骨にアクセス数が落ちてしまうようですが・・・

最近、このアルバムの人気は高いようですね。
1224459389.jpg
このジャケット写真を撮るのには苦労しました。
どうしても私の姿がジャケットに写ってしまいます(苦笑)

MONKEESの主演映画のサウンド・トラック盤である本作は、1968年にリリースされ全米45位を記録しました。
ちなみに本作のプロデュースはMONKEES自身です。

この時期のMONKEESは人気凋落気味でした。
彼らの起死回生作となるはずだった主演映画も賛否両論(”否”の方が多い!?)で興行成績は振るわなかったようです。
当然のことですが、そのサウンド・トラック盤である本作も映画の不振と比例するように、セールス的には惨敗に終わってしまいました。

ただ、この映画は一部の人達の間でカルト的な作品として熱烈に再評価されているようです。
私は映画を観たことがないのでよくわかりませんが・・・

さて、肝心の本作ですが、映画の再評価と比例しているのか、近年では高い評価を受けるようになり(本当か?)、この盤の中古市場の価格も高騰しているようです(そうでもないかな?)。

私が本作を最初に聴いた印象は、取っ付き難いアルバムという印象でした。
一言でいえば”ヘンなアルバム”という印象です。
本作の曲間には映画のセリフや効果音が散りばめられています。
これは本作にサイケで前衛的な印象をもたらしていますが、同時にメンバーが好き勝手にやっているというか、どこか散漫な印象も与えます。

しかし、本作に収録されている曲自体は非常に良い出来です。
というか、MONKEESの個性が上手く発揮された傑作が揃っています。
この部分に関しては彼らが好き勝手にやったことがプラスに作用していると思います。

このアルバムはちょっと風変わりな印象はありますが、1968年という時期の他の傑作アルバムと比べても遜色ない出来だと思います。

続きを読む


BEACH BOYS "SMILEY SMILE" [60's AMERICAN ROCK]

これから海に行ってきます。

今日もいつものようにあまりパッとしない天気ですが、海辺の温泉に泊まるので多少天気が悪くても大丈夫です。

目的地は車で2時間ちょっとですが、車の中では”夏らしい”このアルバムを聴こうと思います。

1214125278.jpg

本作が制作された経緯や細かい内容については、色々な所で散々語り尽くされた感もありますし、時間も無いので(笑)割愛します。

ちなみに彼らの代表曲のひとつである、「GOOD VIBRATIONS」(全米1位)は本作に収録されています。


続きを読む


BUTTERFIELD BLUES BAND "EAST-WEST" [60's AMERICAN ROCK]

これはUSオリジナル盤ではありません。

中学生の頃にいとこから貰った何の変哲もない国内盤です。
1216855087.jpg

本作は1966年に彼らの2ndアルバムとしてリリースされ、全米65位まで上昇しました。

学生時代の私をブルースの世界へ引きずり込んだのはこのアルバムです・・・


続きを読む


SIR DOUGLAS QUINTET "MENDOCINO" [60's AMERICAN ROCK]

私にとってはこれも夏らしい(?)アルバムです。
1214771653.jpg
見た目は暑苦しいですね(笑)

本作は1969年にリリースされた彼らの3rdアルバムです。
全米81位を記録した本作には、
「MENDOCINO」(全米27位)、
が収録されています。

本作は1stアルバムの頃のような”偽ブリティッシュ・ビート・グループ”路線(笑)ではありません(それはそれで好きですが・・・)。
メンバーの見た目も正しいテキサス人のルックス(?)に戻っております。

私はガレージ風味な初期の頃も大好きですが、彼らの本質を見事に捉えたこの時期のアルバムも大変気に入っております。

本作にはタイトル曲でもある「MENDOCINO」をはじめとする名曲が揃っています。
どの曲も骨太で雄大なテキサス・サウンドですが、どこかメロディアスで親しみやすさも感じます。
当然ですが、本作には捨て曲なんかはありません。


私が所有しているのは米SMASHのオリジナル盤です。
1214771663.jpg

この盤は非常に安かったのですが、盤面の状態がイマイチです。
そのため本作はCDで聴くことの方が多いです。
1000円以下の価格だったので仕方ありませんね・・・

続きを読む


BEACH BOYS "ALL SUMMER LONG" [60's AMERICAN ROCK]

私の住んでいる地方は今日もくずついた天気でした。
7月の降水量は例年の3倍近くで、晴れた日は半分以下、そんな状態なので平均気温もかなり低いようです。
ここ一ヶ月くらいは週末になると決まって雨になりますし、全然夏らしい気分になれません。
早くはっきりと夏らしい気候になって欲しいものです。

そのような願いを込めて(?)、今日はこのアルバムを聴いていました。
1212792604.jpg

1964年にリリースされ、全米4位まで上昇した本作には、
「I GET AROUND」(全米1位)、
「LITTLE HONDA」(全米65位)、
「WENDY」(全米44位)、
が含まれています。

このジャケット・デザインは素晴らしいですね!
青春映画のサウンド・トラック盤を想わせるようなナイス・ジャケです。
ジャケット・センスの良さに定評がある(笑)、BEACH BOYSのジャケットの中でも、最上級の出来だと思います。

ところで、このようなデザインのジャケットは、この時期のアメリカ盤に数多く見ることができますね。
1201303889.jpg

1199406864.jpg
たまたま画像があったので、この2枚を取り上げてみましたが、それぞれのグループの個性がよく出ていると思います。

続きを読む


VENTURES "KNOCK ME OUT!" [60's AMERICAN ROCK]

VENTURES、いや、ベンチャーズは50代より上の世代の方にとっては思い入れの深いグループかもしれませんが、私くらいの世代になると単なる懐メロバンドとしての印象しかありませんでした。

そんな私の浅はかなイメージを覆してくれたのがこのアルバムです。

1210634975.jpg

本作は1965年に発表され、全米31位を記録しました。

この1965年という時期は、英国製がアメリカのヒット・チャートを荒らしまくっていた時期です。
このアルバムはベンチャーズから英国ビート・グループへの返答ともいえる作品です。
といえば、カッコいいのですが実際には流行りに乗ってみたに過ぎません(笑)

でも、その時流に乗ったカバーがとにかくカッコいいのです。

本作の収録曲の大半はブリティッシュ・ビート・グループのカバー曲です。
BEATLESの「I FEEL FINE」から始まり、SEARCHERSの「LOVE POTION NUMBER NINE」、「WHEN YOU WALK IN THE ROOM」、ZOMBIESの「SHE'S NOT THERE」、MANFRED MANNの「SHA LA LA」といった曲が果敢にカバーされています。

これらを聴いて改めて感じることは、彼らの演奏力の高さと適応能力の高さです。
どの曲もオリジナルのイメージは崩していませんが、結局はどこから切ってもベンチャーズの音に聴こえてしまいます。

当たり前のことかもしれませんが、本当に彼らは”上手い”バンドです。
本作に収録されている曲は、どれもオリジナルにも負けない位カッコいいと思います。

その中でも、個人的にはドライブ感溢れる「I FEEL FINE」と、ドラマチックな「WHEN YOU WALK IN THE ROOM」が気に入っています。
また、彼らのイメージにピッタリの「MARINER NO.4」もいいですね。

本作はベンチャーズのファンの方からも最高傑作にあげられることが多いようですね。
確かにクオリティーが非常に高く、捨て曲など全く存在しない本作は大名盤だと思います。

続きを読む


BOB DYLAN "NASHVILLE SKYLINE" [60's AMERICAN ROCK]

BOB DYLANの問題作です。
もっとも、彼の場合、問題作はこれ以外にも沢山ありますが・・・

1209678390.jpg

1969年にリリースされ、全米3位まで上昇した本作には、
「LAY LADY LAY」(全米7位)、
「I THREW IT ALL AWAY」(全米85位)、
「TONIGHT I'LL BE STAYING HERE WITH YOU」(全米50位)、
が含まれています。

このアルバムは、いきなりのカントリー・サウンドと、”煙草を止めたら声が変わった”(本人談)というソフトな歌声が特徴の作品です。
しかし、本作はそういった話題性を抜きにしても、とても親しみやすく優れた楽曲の数々が収められている傑作です。

本作のサウンドは全体的にカントリーっぽい音になっていますが、曲そのものは実にポップに仕上がっています。
どの曲も余計な装飾がないだけに、彼の曲作りの巧みさがとても際立っているように思います。
また、本作での彼のヴォーカルはとてもソフトなので、彼の”歌手”としての魅力についても、とてもわかりやすくなっていると思います。

続きを読む


THE SIR DOUGLAS QUINTET "THE BEST OF THE SIR DOUGLAS QUINTET" [60's AMERICAN ROCK]

このアルバムの購入理由は、ジャケットとグループ名が怪しげな雰囲気だったからです。

1209599095.jpg

このグループには熱心なファンが多いので、ご存知の方も多いとは思いますが、一応彼らのプロフィールを簡単に記します。

テキサス出身の青年DOUG SAHMは、1964年のBEATLESアメリカ上陸に大変な衝撃を受け、自分もビート・グループを結成しようと企てます。
そこで彼はイギリス出身のグループなら何でも持てはやされた状況を利用して、イギリス貴族風の芸名”SIR DOUGLAS”を名乗ります。
そして、集めたメンバー共々マッシュルーム・カットにして、”イギリス出身”のビート・グループとして活動を開始します。
その後、BEATLESの「SHE'S A WOMAN」からインスピレーション(?)を受けて作った、「SHE'S ABOUT A MOVER」が全米13位のヒットになり、スター街道(?)を歩みだします・・・。

このアルバムのジャケットがシルエットになっているのは、メンバーにメキシコ系の人がいたからです。
JOHNNY PEREZなんて名前のイギリス人なんかはいないでしょうからね。

このアルバムには、ヒット曲「SHE'S ABOUT A MOVER」の他に、もうひとつのスマッシュ・ヒット曲である「THE RAINS CAME」(全米31位)も収録されています。
個人的には、「SHE'S ABOUT A MOVER」よりも、メロディアスでピコピコオルガンが印象的な「THE RAINS CAME」の方が好きな曲です。
他の収録曲もR&Bやテックス・メックスをベースにした、実に骨太で雄大な南部サウンドが味わえます。

ちなみに、本作のアルバム・タイトルは『THE BEST OF ~ 』になっていますが、ベスト盤ではなく、実質的な彼らの1stアルバムになります。

「SHE'S ABOUT A MOVER」の動画です。

マッシュルームカットを振り乱しての映像は凄い(?)ですね。特にキーボードの人(AUGIE MEYERS)が・・・

続きを読む


RASCALS "FREEDOM SUITE" [60's AMERICAN ROCK]

RASCALSのベスト盤を挟んでの5作目は2枚組の超大作です。

1209285868.jpg

私は今まで様々なアルバムを聴いてきて、単純に楽しんだり、凄いな~と感心したりすることは多々ありましたが、深い感動を覚えたのはこのアルバムが初めてでした。

このアルバムはメッセージ性が強い作品だと言われています。
この時期の彼らは単なるブルー・アイド・ソウル・グループの枠を超えて、人種問題をはじめとする様々な社会問題について強いメッセージを発していました。

しかし、残念なことに私の英語理解力では、歌詞による具体的なメッセージ内容は分かりませんでした。
それでも、彼らの熱い想いは音楽からだけでも充分すぎるほど伝わってきました。

私がこのアルバムから教わったことは、音楽をジャンル分けすることの無意味さです。
音楽には人種や言語などを超えて伝わるものが必ずあって、それは音楽のジャンルという括りには縛られないということです。
そんなことは頭の中でとっくに理解していたつもりでいましたが、実際に音を聴いてそれを体感したのはこのアルバムが初めてでした。

彼らはデビュー当時から追い求めていた本当の”ソウル”をこのアルバムで手に入れたんだと思います。

能書きが随分長くなってしまいました・・・

1969年にリリースされ全米17位を記録した本作には、
「PEOPLE GOT TO BE FREE」(全米1位)、
「A RAY OF HOPE」(全米24位)、
「HEAVEN」(全米39位)、
が収録されています。

本作は2枚組の力作ですが、2枚目にはインストの組曲が収録されています。
彼らは作曲能力だけでなく演奏能力も非常に高いので、インスト曲も充分楽しむことができますが、ここでは敢えて割愛させて頂きます(笑)

本作には彼らの代表曲でもある、上記3曲のシングル・ヒットが収録されています。
それぞれチャート上の差こそありますが、どれも甲乙付けがたい素晴らしい出来です。


(彼らは”ライヴ・バンド”としても超一級です!ベースレスとは思えない迫力だと思います!)

また、シングル以外のアルバム収録曲も何ら劣るものではありません。
全曲シングル・カットしても不思議ではない程の傑作が揃っています。
彼らのツボをついたような曲作りの巧みさは職人芸の域に達していると思います。
そして、彼らのソウルフルなヴォーカルは何よりも魅力的ですね!

続きを読む


前の10件 | 次の10件 60's AMERICAN ROCK ブログトップ