So-net無料ブログ作成

HELEN IN NASHVILLE [GIRL POP]

サブブログ『新・自己満足レコード館』で記事にするために、久しぶりにこのアルバムを聴きました。
P1080205.JPG
HELEN SHAPIROの『HELEN IN NASHVILLE』(1963年)です。
これは本当に素晴らしい作品です。

本作はアルバム・タイトルにあるようにナッシュビルで録音されました。
レコーディングにはセッション・ギタリストとして有名なGRADY MARTINや、ELVISのバック・ヴォーカルでお馴染みのJORDANAIRESが参加しています。
P1080208.JPG
プロデューサーは彼女をデビュー時から手掛けていたNORRIE PARAMORです。
説明不要ですが、彼はCLIFF RICHARDを大スターにした大物プロデューサーです。
本作でも彼女のために最高の録音環境とミュージシャン達、それにハズレのない良質な楽曲を用意しています。

このようにわざわざ海外まで行って制作されたのにもかかわらず、本作はあまり売れませんでした。
その原因はマージ―ビート・ブームです。
本作の収録前に行われた彼女がメインのパッケージ・ツアーで前座を務めていたのはBEATLESでした(彼女と「FROM ME TO YOU」や「MISERY」についてのエピソードは有名だと思います)。
しかし、本作が発売された頃にBEATLESは彼女を凌ぐほどの大スターになっていました。
彼女の支持層であったと思われる少年・少女達は、みんなBEATLESなど新しいビート・グループに乗り換えてしまったのでしょう。
ただ、あまり売れなかったからといって、本作の内容が悪いわけではありません。
むしろ60年代の英国産ガール・ポップのアルバムとしてはベスト5に入る内容だと思っています。

この時期には(DUSTY SPRINGFIELDが在籍していた)SPRINGFIELDSもナッシュビルでレコーディングをしています。
同じナッシュビル録音でもSPRINGFIELDSが本場のカントリーに挑戦したのに対して、こちらは王道のポップス路線です。
本作の収録曲は非常に質が高いですし、ナッシュビルの腕利きミュージシャン達もいい仕事をしています。
しかし、能天気なアメリカン・ポップスにはなっていません。
純アメリカ産サウンドのはずなのですが、どこから切っても”英国の音”になっています。
やはり、それは彼女の英国的な湿った歌声と高い歌唱力によるものでしょう!
これまでとは全く違った環境下でも堂々と歌い切ってしまう17歳。
本当に凄い才能としか言いようがありません。
でも、中身の良さと売上は必ずしも一致しないんですよね。

続きを読む


nice!(5)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

何かが欠けています [GIRL POP]

私は60年代当時にリリースされたブリティッシュ・ビートのアルバムを全て聴きたいと思っています。

まだブリティッシュ・ビートのアルバムを完全制覇したとは言えませんが、ある程度揃えたという充実感はあります。
ブリティッシュ・ビートの中でメジャーとされるアルバムはほとんど聴きましたからね。

しかし、ブリティッシュ・ビート系のアルバムの中でも、私がやや手薄だと感じている部分があります。

それは英国産の”ガール・ポップ”です。
説明は不要かと思いますけど、ブリティッシュ・ビートとガール・ポップは密接な関係があります。
ブリティッシュ・ビート系アルバムの完全制覇を狙うのなら、ガール・ポップのアルバムを無視することはできないと思っています。
ただ、困ったことに私には”ガール・ポップ”についての知識が不足しています(苦笑)

60年代中頃までの英国でアルバムをリリースすることは今よりもずっと難しいことでした。
数多くのブリティッシュ・ビート・グループと同様、女性シンガーの大半はシングルのみのリリースで終わったはずです。
当時はそのような状況だったので、幸運にもアルバムを残せた女性シンガーはそれほど多くなかったと思います。
私も知っている限りのガール・ポップ系アルバムは集めたつもりでいますが、それでも何かが欠けているような気がします。

私が所有している60年代にリリースされた英国ガール・ポップのアルバムです。
中には”ガール・ポップ”らしくない人も含まれていますけどね(笑)

続きを読む


nice!(3)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

PAPER DOLLS "PAPER DOLLS HOUSE" [GIRL POP]

肩こりの状態は少し良くなりましたが、今度は仕事が忙しくなりました。

たぶん夏場まではまともなブログの更新ができないと思います。

そんな状況ではありますが、1月は異常なくらいCDをたくさん買いました。
今年は手持ちのCDやレコードを聴き直す年にするはずだったのですが・・・
これは完全にストレス買いですね(苦笑)

先月購入したのはCDがほとんどですが、レコードも少しは買っております。

そんな一枚がPAPER DOLLSの”PAPER DOLLS HOUSE”のUKオリジナル盤です。
P2070003.JPG

PAPER DOLLSは紙ジャケCDやシングル盤も所有しております。
P2070002.JPG
私はオリジナル盤信者ではありませんけど、好きなアーティストになるとオリジナル盤も欲しくなってしまいます(笑)

彼女らが所属していたPYEレーベルは英国ガール・ポップの宝庫ですが、このアルバムはその中でも最高峰に位置します。
このアルバムの紙ジャケCDは既に廃盤ですが、不人気(?)のせいか今でも簡単に入手可能です。

PAPER DOLLSはブリティッシュ・ビートに興味がある方ならご存知だと思いますが、

あまり知らない方にも是非とも聴いてほしいと思います!


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

GOLDEN HITS OF THE SHANGRI-LAS [GIRL POP]

肩こりの状態は相変わらずです・・・

それでも音楽を聴くのには支障がありません。
家でパソコンをやらなくなった分、音楽を聴く時間が少し増えたかもしれません。

最近よく聴いているのはこのアルバムです。
P2030002.JPG
SHANGRI-LASの『GOLDEN HITS OF THE SHANGRI-LAS』です。
私はベスト・アルバムが好きではありませんけど、これは完全にジャケ買いでした(笑)

SHANGRI-LASの代表曲といえば「LEADER OF THE PACK」ですが、個人的にはこっちの方が好きです!

邦題「がっちりキスしよう」(笑)です。
彼女らにはダークな雰囲気の曲が多いですけど、こういったポップな曲の方がより魅力的だと思います。
微妙に不安定なMARY WEISS嬢のヴォーカルもいい感じです!

この他にもブリティッシュ・ガール・ポップのコンピ物なんかを聴きまくっています。
ガール・ポップは定期的に聴きたくなりますね!


nice!(3)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

LOIS LANE [GIRL POP]

今日は時間が無くてDP-47Fの細かいチェックができませんでした。

ただ、フルオートで7インチ盤を再生する時のサイズ自動検出機能がうまく動作しないようです。
回転数も33と45回転を行ったり来たりしますし、針も12インチの位置で降りてしまいます。
まあ、私が所有しているステレオ盤のシングルの枚数はたかが知れていますけどね(笑)
それに稀にではありますが、フルオートで12インチ盤を再生する際にも回転数が安定しない時もあります。
どれも手動で操作する際には問題ありませんが、ちょっと面倒ですね。
5000円で購入した中古機に文句を言うのも筋違いかもしれませんが・・・(苦笑)

とりあえず普通に12インチ盤を再生するには問題なさそうなので、しばらくは様子を見ながら使ってみようかと思います。
でも、使っていてストレスを感じるようでしたら、また買い替えですね。
そうして大型ゴミばかりが増えていきます(苦笑)
まだ使えることは使えるDP-37Fはどうしようかな・・・

そんなDP-47Fですが、今はこのアルバムで動作チェックをしています。
PB250001.JPG
1968年にリリースされたLOIS LANEの1stソロ・アルバムです。
PB250003.JPG
これはずっと前から探していたアルバムです。
あまり話題になることがないアルバムですけど、それなりのレア盤だと思います。
私はeBay UKで2回競り負けて3度目の正直でやっとこれを落札することができました。
巷ではBEATLESのリマスターLPが話題になっていますが、私にとってはそんな物よりもこっちの方がずっと重要でした(笑)
何度も聴いたアルバムに使えるお金はありませんからね(苦笑)

それなりに期待していたこのアルバムですけど、私が勝手に想像していた内容とは違った中身でちょっとがっかりでした。
華やかなガール・ポップというよりも、しっとりとした大人向けの内容になっていました。
しかし、彼女のウィスパーボイスは健在ですし、特にボサ・ノヴァっぽい曲は良い感じです。
期待していた内容とは違いましたけど、すっかり大人になった彼女も悪くありませんでした!

続きを読む


nice!(3)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

PETULA CLARK "DOWNTOWN" [GIRL POP]

最近の私はCDばかりでレコードをあまり購入しておりません。

しかし、何も購入していないわけではなく、昨日も海外からレコードが一枚届きました。

PETULA CLARKの説明不要の大名盤『DOWNTOWN』です。
PA230001.JPG
UKオリジナル盤で、もちろんモノラル盤です。
PA230002.JPG

今までこのアルバムはジャケットが異なるUSオリジナル盤を愛聴してきましたが、
PA230003.JPG
これを処分対象にするかどうか迷っています。
ただ、このステレオ盤も捨てがたいです・・・
私はこのように後で悩むような買い物ばかりをしているから常にお金が無いのでしょうね(苦笑)

それはともかくとして、本作はガール・ポップの大名盤だと思います。
「30歳過ぎの人妻がガール・ポップ?」と思うのは野暮なものです(笑)
普通、彼女くらいのキャリアと力量がある人の作品は貫禄と余裕に満ちた内容になりがちですが、本作の彼女は奇跡的と言えるくらい瑞々しいです。
これはどこを切っても「ガール・ポップ」としか言えません!
また、どうしても超有名な表題曲ばかりが注目されがちですが、他の収録曲のクオリティーも非常に高いです。
彼女が所属していたPYEレーベルはガール・ポップの宝庫ですが、その中でも確実に本作は上位に入ります。
本当にガール・ポップの教科書みたいなアルバムです。

続きを読む


nice!(4)  コメント(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

MARIANNE FAITHFULL ”LOVE IN A MIST” [GIRL POP]

北陸地方と大阪への出張から帰ってきました。

少し疲れ気味なので、今日はこのCDを聴きながら早く寝ようと思います。
12.jpeg
MARIANNE FAITHFULLの4作目(1967年)です。

(DECCA期の)彼女のアルバムでコレだけが未所有でしたが、この前ようやく国内盤CDを入手しました。
ブリティッシュ・ビート好きの方にとってコレは基本中の基本のアルバムかもしれませんけど、どういうわけか今までの私には全く縁がありませんでした(苦笑)

本作は彼女にとってDECCA在籍時最後のアルバムになります。
この時期の彼女の作品を”アイドルの作られた音楽”みたいに見る向きがありますけど、そんな単純なものではないと思います。
彼女のどこか儚く壊れてしまいそうな雰囲気は同時期の女性歌手にはない独特な世界ですし、DUSTY SPRINGFIELDなどの実力派歌手とは対極の位置にある(?)不安定な歌声も他にはない持ち味のひとつだと思います。
いろんな意味で彼女は他のアイドル達とは一線を画した存在でした。
”アイドル”と言っても、子持ちで不倫していて薬漬けのアイドルでしたからね(笑)

続きを読む


nice!(4)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

LOUISE CORDET "THE SWEET BEAT OF LOUISE CORDET" [GIRL POP]

ここ最近はレコードではなく、CDばかりを購入しています。

その多くは編集盤CDです。

このブログで常々「編集盤の類いは嫌いだ!」と広言してきた私ですが、最近購入しているのはシングル数枚のみを残して消えていってしまった(ブリティッシュ・ビート系の)人達のCDです。

少し前まではこれらのシングルを地道に集めていたのですが、最近は面倒になってきました(苦笑)
シングルを集めていると時間やお金もかかりますし・・・

そんな編集CDの中で、最近気に入っているのがコレです。
img154.jpg
LOUISE CORDETは「I'M JUST A BABY」(62年、全英13位)の一発ヒットで消えていった女性歌手です。

ただ、この人は同時期のガール・ポップ勢とは少し雰囲気が異なっています。
この人の母親はフランス系の女優さんでした。
その影響もあるのか、この人の歌にはフレンチ・ポップっぽいクールな印象があります。
実際、彼女は縁故地であるフランスでも(フランス語の)EPを出したりしています。
この時期のガール・ポップといえば、若さと元気さだけが取柄の人達ばかりでしたが、彼女のクールな歌唱は異彩を放っていたと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=ua0D5l1PC_0

しかし、時代はブリティッシュ・ビートの台頭期です。
彼女もその大きな波とは無縁ではなく、当時人気沸騰中だったBEATLESやGERRY & PACEMAKERSのツアーに同行したりもしました。
そうしたこともあって、彼女はBEATLESの「FROM ME TO YOU」をフランスでのEPでカヴァーしていますし、PACEMAKERSからは「DON'T LET THE SUN CATCH YOU CRYING(太陽は涙が嫌い)」をプレゼントされています。
彼女の「DON'T LET THE SUN CATCH YOU CRYING」は本家PACEMAKERS版よりも先にリリースされましたが、残念なことに大ヒットにはなりませんでした。

http://www.youtube.com/watch?v=9o-jkCdDmpc

はっきり言って、曲の出来は本家PACEMAKERS版の方が圧倒的に良いです。

でも、私はどういうわけか元祖(?)LOUISE CORDET版の方が気に入っています。
理由は特にないのですが、多分、本家PACEMAKERSの「太陽は涙が嫌い」にあまり魅力を感じていないからだと思います(笑)
PACEMAKERSには他にもっと良い曲が沢山ありますからね!
それにイエイエとマージー・ビートの融合も決して悪くはない組み合わせだと思います。

ちなみに彼女の曲の多くをプロデュースしたのは元SHADOWSのTONY MEEHANです。
また、後期の曲にはセッション・ミュージシャンとしてJIMMY PAGEが絡んでいたりもしています。
このCDはガール・ポップ好きの方だけではなく、ブリティッシュ・ビートに興味のある方にも楽しめる内容だと思います!

続きを読む


nice!(8)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

LULU "SOMETHING TO SHOUT ABOUT" [GIRL POP]

私が所有しているLULUの60年代のアルバムです。
dc030401.JPG
すぐに気付かれた方もおられるかと思いますが、この中では彼女の一番の人気盤である1stアルバム『SOMETHING TO SHOUT ABOUT』が抜けています。
LULUのUKオリジナル盤はどれも非常に安価で入手しやすいのですが、1stだけは値段が高いんですよね。

1stアルバムには彼女の代表曲でもある「SHOUT」が収録されているから人気が高いのでしょうか?


もちろん、私も1stアルバムのCDは所有しておりました。
img147.jpg
かなり大昔のCDですね(笑)

でも、これだけがCDで、他がUKアナログ盤なのは何となく気持ち悪い(?)ものです。

そんなわけで、先日UKオリジナル盤を購入してしまいました。

続きを読む


nice!(3)  コメント(7)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

SUPREMES "MORE HITS BY THE SUPREMES" [GIRL POP]

先日の「STONED LOVE」のシングルですが、私の娘が「これはノリのいい曲だね」と珍しく褒めて(?)いました。
普段、私の聴いている音楽には全く無関心の娘が多少なりとも興味を持っただけでも、あのシングルを買った甲斐があったと思います(笑)

ところで、先日の記事中ではあまり良い事を書かなかったDIANA ROSS在籍時のSUPREMESですが、この時期までのSUPREMESは嫌いではありません。
dc020501.JPG
というか、かなり好きです(笑)
1965年にリリースされ全米6位まで上昇した本作、『MORE HITS BY THE SUPREMES』には、「STOP! IN THE NAME OF LOVE」(全米1位)、「NOTHING BUT HEARTACHES」(全米11位)、「BACK IN MY ARMS AGAIN」(全米1位)が収録されています。

私がSUPREMESのアルバムの中で最も好きでよく聴くのは、前年の『WHERE DID OUR LOVE GO』と本作です。
この時期のSUPREMESはガール・グループの完成形だと思います。
あくまでもこの時期まで、ですけどね(笑)

これもある意味この時期だけの曲ですね。

この時期のDIANAは必要以上に歌う時の表情が豊かです。
これは顔芸(?)といっても良いほどだと思います。
こういった表情を見ると、「わざとらしい」とか「ぶりっこ(死語)」なんて声が聴こえてきそうですが、それらは全て正しいと思います(笑)

しかし、そうだとしても、この時期の彼女は充分すぎるほど魅力的だと思います。
近年の彼女の評価は映画『ドリーム・ガールズ』の影響で下落気味かもしれませんが、SUPREMESがあれほどまでに売れたのは、彼女が努力して築き上げてきた”キャラクター”の力が大きかったはずです。
彼女以外の誰かがリード・シンガーだったら、あそこまで幅広い人気を得たかどうかは疑問です。
良くも悪くもあのようなキャラクターは他にいませんでしたからね。
ここまでは彼女の人一倍強い向上心と自己顕示欲がプラスに作用していたと思います。
彼女が懸命にのし上がろうとする姿を見るのは、私も決して嫌ではありません。
このような人と一緒に仕事するのは嫌ですけどね(笑)

でも、ある程度の野望を達成してしまった後のDIANA ROSSには全く魅力を感じません。
ガール・グループとしての存在意義が希薄だった”DIANA ROSS & SUPREMES”にも、個人的にはあまり興味がありません・・・

続きを読む


nice!(5)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽